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ツイストレッグ ドローリーフテーブル

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：116cm(拡張時180.5cm)　奥行：107.5cm　高さ：76cm

ツイストレッグのドローリーフテーブルとしては大きめサイズのお品です。
ストレッチャー(脚と脚をつなぐ横木)にもツイストが使われているところも魅力です。
イギリスアンティーク家具としてはわずかに深めと言える色ですかね、マットめなツヤであることもあり落ち着いた印象を受けます。
天板は枠部だけでなくその中の板部分にも無垢材が使われていることも味わい深さにつながっています。

ツイストレッグのドローリーフテーブルはその多くが90cm×90cmの天板サイズです。
まれに105cm四方のものがあるくらいですかね。
少し大きめで、なにより長方形型であるという点がまずは特徴的であると思います。
定番的サイズがあるからこそ、それとは異なるサイズ感はそのサイズ差以上に強い個性を感じます。
小さい差ながらも長方形であると言うだけで受ける印象が大きく変わるように思います。
アンティーク家具を数多く見た方にはその個性を感じてもらえるかと思います。
ツイストドローリーフテーブルはイギリスアンティーク家具では象徴的と言えるお品の一つでありながらそれほど数は多くないと言えますかね。
買い付け時ではドローリーフテーブル(伸長式ダイニングテーブル)20台見かけて1台見るかどうかくらいでしょうか。

ストレッチャーにもツイストが使われているところも特徴的です。
補強部品であり、反り止めの役目も持つこのパーツはドローリーフテーブルでは必ずと言ってよいほどついています。
ツイストドローリーフであればなおさらで、そのほとんどが角材のような直線的なデザインになっています。
その中でこうしたデザイン性があること自体が非常に個性的だと思います。

ツイストはバーリーシュガーツイストと呼ばれ、糖をねじったようにしたお菓子が名前の由来と言われています。
日本では挽物(ひきもの)や木ろくろなどと呼ばれ、現地ではウッドターニング呼ばれる、木材を回転させて、そこにノミのような刃物を当てて彫る技法です。
ツイストはウッドターニングの中でももっとも有名ともいえるデザインです。
様々なウッドターニングのデザインが生み出され、アンティーク家具のデザインに多様性を与えてくれました。
こうして回転させて加工する技術自体は、古代エジプトまでさかのぼるとか。
アンティーク家具らしさを感じるデザインですね。
フランスアンティーク家具よりはイギリスアンティーク家具で見ることが多いですかね。

無垢材ゆえとも言える収縮によるひび割れや反りがありますが、それも味わいと思える雰囲気があります。
天板にニスハゲとキズと反りとひび割れ、拡張時に段差、脚にひび割れがありますのでお写真でご確認ください。

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