Kaj Franck
Glass Carafe KF504 (1960-1964)
.
フィンランドのデザイナー
カイ・フランクのカラフェを入荷しました
.
当時彼が勤めていたヌータヤルヴィ社にて
わずか4年間のみ製造されていたKF504
.
底部分の刻印からわかる通り
こちらは1962年に製作されたものです
.
彼の作品の中でもこのガラスの栓がついた
カラフェシリーズは大変人気が高く
大型のKF500などは入手困難かつ
価格もかなり高騰しております
.
私自身この丸いガラス栓シリーズが大好きで
猫たちさえいなければ家中に飾りたいくらいです
.
今回のガラス栓は青色
最近たまたま知ったのですが
日本人の目は他の国の人たちより
青色をよく認識できるらしく
さらに歳を重ねても青色だけは
鮮やかに認識できるとか
.
Oivaのバードでもそうですが
青系人気の高い理由はそれもあるのかもしれないなと
一人腑に落ちました
.
KF504はガラス栓の色以外の違いがないのですが
逆に言うといろんな色のものを
集めたくなるという危険なシリーズ
.
製作期間の短さと
製作されてから既に64年も経過しているため
数にはやはり限りがあり
お気に入りのものと出会えるチャンスも少なめです
.
KF504は型にガラス材を流し込む製法で作られるため
外側と内側二つの面が存在します
.
そのため今回入荷したもののように
外と内の間の空間に気泡が生じ
結露した窓のようにうっすら白く
曇った風な見え方をしています
.
もちろん手作りのためこれも個体差があり
ピカピカクリアなボトルも存在しているかと思います
.
またガラスの栓にはチリのようなものが
封じ込められております
見え方によってはプリズムのような
不思議です
.
.
■生産国：フィンランド
■メーカー：Nuutajrvi / iittala イッタラ
■デザイナー：Kaj Franck カイ・フランク
■製造年：1960-1964
■素材：ガラス
■サイズ：W11.5cm×D4.4cm×H15.2cm
底の4隅にスレがありますがビンテージとしては良好な状態です
他目立つ傷、割れなどはありません
上述の通りガラス栓の中にチリ・接着剤のようなものが
混入しています
お飾りいただく分には気になりませんので
手作りゆえとご理解ください